Menu
 > 作品
 > カ行
 > かごや判官
 > なんのかんのさんのレビュー
かごや判官 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 かごや判官
製作国
上映時間63分
劇場公開日 1935-07-14
ジャンル時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
チャンバラより推理ドラマ仕立ての体裁。けっこう戦前って推理ものの時代劇が盛んだったんだ。戦中の名作、マキノ正博の『待って居た男』なんて現在の推理ドラマよりはるかに出来がいい。もっともこれはあんまり期待しないでね。推理より演出。死体からカメラが動いて、塀を乗り越え、外で騒いでいる町人にまで移動していく、なんて同時代の溝口健二というより、半世紀後の相米慎二を思わせる。取り調べでしゃべる女の声に合わせて、回想画面の人物の口が合う、なんてのもかなりシャレている。演出として成功しているかどうかは別にして、楽しい。長屋での権三の夫婦げんかと、助十の兄弟げんかがパラレルに描かれたり。このころは時代劇もモダンの風に吹かれていたのだ。もちろん歌も歌う。馬鹿が愛嬌の江戸町人。でもこの作品の製作は江戸でなく、松竹京都創立15周年記念映画。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2009-04-23 12:00:14)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
62100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
かごや判官のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS