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次郎長三国志 第三部 次郎長と石松 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 次郎長三国志 第三部 次郎長と石松
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1953-06-03
ジャンルドラマ,時代劇,シリーズもの,モノクロ映画,ヤクザ・マフィア,小説の映画化
レビュー情報
追分三五郎の小泉博と石松の森繁とのロードムービー的要素あり。こういうコンビは「さぶ」とか「ハツカネズミと人間」とか、「計画するリコーと純情のバカ」といった普遍的な安定したコンビであって、しかも女が絡む。女はバカを肯定するが、しかし好きにはなれない。で、男同士はやっぱりいいなあ、となるわけ。次郎長のほうも男だらけで、牢屋の中でもワッショイワッショイで勢いつけて牢名主に対する。このワッショイの陽気さ志向こそ、このシリーズの眼目で、好き嫌いは別にして男の集団の一つの原型ではある。彼らがそれぞれに黒駒の勝蔵と向かい合っていくことになる展開。壷ふり女の美しさってのがとりわけ映画で際立つのは、壷を置くまでの素早い「動」から「静」の緊張に至り、上目づかいで見据える顔が実にキマるところにあるんだろう。田舎の湯治場の狭い道を、お仲が歩いていくシーンなんかなぜか懐かしい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2010-02-14 10:45:56)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.43点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 46.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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