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次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港
製作国
上映時間80分
劇場公開日 1953-06-23
ジャンルドラマ,時代劇,シリーズもの,モノクロ映画,ヤクザ・マフィア,小説の映画化
レビュー情報
豚松(加東大介)とカタギとの関係が今回のポイント。豚松(個人)は次郎長の子分(集団)に入りたいが許されない。立派な魚獲りとヤクザもんという身分の高低のタテマエがあり、しかし個人の集団への憧れが逆方向にある。このカッコつけは仁侠映画でも常にあるもので、彼らの屈折した美意識かも知れない。豚松の対極にいるのが三五郎で、はっきりと所属しない一匹狼的傾向、ここに「ニヒル」が生まれる。さらに「裏切り」ってことがポイントになってくるんだけど、これがこれまでワッショイワッショイやる陽気な連中からは排除されていたものだった。でもこのシリーズではあくまでワッショイ派が主で一匹狼派は従。ラストで初めて本格的なチャンチャンバラバラが訪れる。人情的味わいとしては、やや劣る一篇か。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2010-02-15 12:07:01)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 6.86点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.64
このレビューの偏差値 29.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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