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女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名
製作国
上映時間67分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
たぶん木下の最も短い作品。顔のアップを多用し、時には口元のみと、未来の劇画を思わせる構図。小沢の“いかにも”の歪んだ笑いには閉口させられる。別にどうというシーンではないのだけれど、流しの歌の場に変な緊張があった。敗戦直後の人々の顔、何ら楽しそうでなく歌う人々、ただ一つのコードだけを繰り返すギター、すごく時代を感じた。オールロケ作品の強みか。すべて戦争のせいなんだと言う小沢。そこに昼火事が起こる。あたかも戦争の空襲のように再現される。二階から投げ落とされるフトン。こういう場で人を裏切ってはいけない、それは許されない悪だ、という信念のようなもの、戦争はもうまっぴらだが、あの悪い時代をともにやり過ごしてきた者同士の連帯意識は、これからも忘れないでやっていこうじゃないか、といった強いメッセージが感じられた。腐れ縁の男女の演出なら成瀬のほうが断然うまいけど、こういう素朴なメッセージが入る木下の生真面目さも、嫌いじゃないのだ。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-11 12:16:09)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 6.57点
作品の点数分布
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6342.86%
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作品の標準偏差 1.18
このレビューの偏差値 45.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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