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夜明け前(1953) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夜明け前(1953)
製作国
上映時間142分
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
映画としてうまい作品ではなかったが、主題はクッキリと出た。インテリと革命との関係、その幻滅。百姓に「地主のおまえ様に本当のことを言うと思ってただかね」と言われるの。みずから荷役に出ても、足手まといになってしまう。それが自己満足だと自分で分かってしまうインテリの苦悩。日本文学はこうした、大衆になれないインテリを好んで凝視してきたが、大衆芸術と言われる映画も、最初は職人仕事だったのがだんだんインテリの領分になってしまい、同じ苦悩を文学をなぞりながら語り出す。「みんな俺を気違いと思ってくれるか」と淋しく笑う半蔵のあたり、滝沢修の見せどころ。滝沢が23歳の役をやってるときに、北林谷栄はもう村のばあさん役で、陽気に木曽節を踊っていた。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2008-12-11 12:09:37)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 6.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.02
このレビューの偏差値 46.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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