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紀子の食卓 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 紀子の食卓
製作国
上映時間159分
劇場公開日 2006-09-23
ジャンルドラマ,ホラー,シリーズもの,ミステリー,小説の映画化,ネットもの
レビュー情報
《ネタバレ》 『自殺サークル』を観てないせいか、集団自殺とレンタル家族の、テーマとしてのつながり具合がよく分からず、判断留保の部分が多くなってしまうのだけど、レンタル家族のテーマに限れば、ラストの実家のセットを組んでいくあたりへ向けての緊張は楽しめた。未知の他人の家族を演じることで得た解放感と喪失感、解放したつもりで引きずっていたもの、喪失したつもりでまだ残っていたもの、などなどが、ゴチャゴチャと未整理のまま提示され堆積していく手応え。ただあくまで「提示」であって、結論はない。もちろん結論などなくていいのだが、結論に少しでも接近しようとする試行錯誤があったのかどうか、そこがちょっと疑わしく、既製の「結論」的なものをパッチワークしただけじゃないか、という気分も残る。徹底したモノローグ進行という手法も面白く、弁士つきサイレント映画のような世界、いや弁士は第三者として存在しているわけで、これは本人が脇で説明しているホームビデオって感じか。「お父さんは寂しい」という新聞のスクープがおかしい。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-10 12:06:00)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
014.17%
114.17%
200.00%
314.17%
414.17%
5416.67%
628.33%
7937.50%
828.33%
9312.50%
1000.00%
作品の標準偏差 2.25
このレビューの偏差値 49.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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