Menu
 > 作品
 > サ行
 > サラエボの花
 > なんのかんのさんのレビュー
サラエボの花 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サラエボの花
製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,独,クロアチア
上映時間95分
劇場公開日 2007-12-01
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 大事なことを言っている映画で、固有名詞を変えては、敗者の歴史で繰り返される悲劇のやりきれなさが伝わってくるが、正直、もう少しザラザラとこっちを掻き立ててくるものに欠けているような気がした。最初のほうで、報奨金(?)と引き換えに開かれる被害を受けた女たちの会の場があり、そこで若い女が無遠慮に笑うシーン、あれは世代の違いを言ってるのか、それともお仕着せの会の無力を笑ってるのか、よく分からなかったなりに、ザラリとしたものを感じ、沁み入ってきた。ああいう場面がもっとほしかった。おそらく女の子の描き込みが弱いのが欠点だろう。事実を知ったあと、ラストに至るまでの間に大きな心のドラマがあったはずだが、父親似の髪をナニするという一点に絞ってしまったので、あまり深まらない。とは言え、母の友人やその仕事場の同僚たちの連帯感の描き方などホロッとさせ、もちろん見ないよりは見てよかったと思った映画だ。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-14 12:05:59)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
313.70%
413.70%
513.70%
6725.93%
7725.93%
8829.63%
927.41%
1000.00%
作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 45.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
サラエボの花のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS