Menu
 > 作品
 > イ行
 > 異母兄弟
 > なんのかんのさんのレビュー
異母兄弟 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 異母兄弟
製作国
上映時間110分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
硬と軟がきれいに分かれている設定で、長男次男は陸軍、家父長の権化のような三国連太郎の精神的直系。いっぽう女中に生ませた子は海軍で、女中とヨサコイ節を歌ったりして軟弱。男性性と女性性の対比の物語でもある。一種「人形の家」のノラめいた話になっていくが、家を出ないで居座るところが日本的か。ただ父親の“横暴”も、それである程度家政の役を果たしていたところがあるので、それのみに罪を負わせる女もずるい、って気もした。慰安婦として南方に送られていく女中こそ、ひたすら哀れ。芥川也寸志の音楽は荘重にパイプオルガンが響き、ラストにはパッサカリアふうの曲もある。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2008-01-08 12:21:35)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 6.75点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6125.00%
7375.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.43
このレビューの偏差値 10.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
異母兄弟のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS