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荷車の歌 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 荷車の歌
製作国
上映時間145分
劇場公開日 1959-02-11
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
社会派の一代記ものなわけだけど、女性の男性告発の姿勢もうかがえるところがユニーク。たとえば木下恵介だと、一代記なら夫婦が一つの単位になって話が進むんだけど、ここではやがて妻が夫を告発していくわけ。左時枝(!)の娘が出てきて面白くなる。ふてぶてしい女性像が加わり、ただ耐えるだけでない厚みが出た。同じ女だろ、と姑に食ってかかるんだ。木の洞の握り飯のエピソードは、こんな陳腐な展開で泣けてなるものか、と歯を食いしばりつつ泣けてしまう。浦辺粂子との絡みで不機嫌になった母が隅っこでムシロ編みを始めるところのドッシリ感は、日本の母そのものって感じ。風景のシーンが出るとホッとする。巡礼してるとき、山道ですれ違う坊さんの衣が風に吹かれるさまが美しかった。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2013-04-04 09:39:50)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 6.83点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.69
このレビューの偏差値 32.35
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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