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わが教え子、ヒトラー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 わが教え子、ヒトラー
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2008-09-06
ジャンルドラマ,コメディ,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 これ元は戯曲かなんかなのか。舞台的ってことだけでなく、ワンアイデアで押していく趣向ってのが、なんか戯曲っぽい。セットでヒトラーをだまそうとする、なんてのは面白いんだけど(「廃墟ではない、今もベルリンはうるわしい!」)、でも趣向どまりで、せっかくの設定を膨らませきれてない。独裁者から威厳をはずして見せても、いまさら、という気分。ナチの怖さはヒトラーの人格の問題というよりシステムにあったわけで、たとえば日本のオウム事件でいかに麻原が俗物だったかを証明したって、事件の解明には程遠いのと同じことだ。ラストの演説もチャップリンの二番煎じという印象は否めず、しかもあちらはヒトラーが現役バリバリなときにやってる勇気と比べると、どうしたって物足りない。ただ主人公の役者さんは『善き人のためのソナタ』のときもそうだったが、とにかく絶望を一度通過した希望が見える見事な表情を作れる人で、物語よりも彼の顔のほうが見どころだった。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-24 09:12:06)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.07点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 49.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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