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それから(1985) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 それから(1985)
製作国
上映時間130分
劇場公開日 1985-11-09
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
タイトルのときの三千代の写真がボーッと浮き出してくるタッチなんかいい。電球の光りだすとことか。後半ちょっとダレる。あと20分くらい削れなかったか。これ主役の演技の質とも関係があるかもしれない。二人ともネットリしたものを滲み出すタイプじゃないから、どうも長回ししていると乾いてきちゃうとこがあって。あと微妙な目線のずれがしばしばあって、草笛光子と代助のシーンとか、回想シーンの仲間たちとか、人物が正対してない感じ。お見合いのシーンでも一列ずつ写したりする。主人公が人と人とが向き合う生々しさを嫌ってる、ってことから来てる演出なのだろうか。心象の市電では夕焼けから夜になるやつが良かった。あの終わり方だと、これから「生活」が始まるんだ、という原作の焦燥感はないね。橋のあるセットは東映映画的で懐かしい。外の音などにもいろいろ気を使っていた。ふんだんに金を掛けられない日本映画では、いろんな工夫によって時代色を作らなくちゃならなく、本作は健闘していた。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2011-07-04 09:41:58)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.21点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
4214.29%
517.14%
6535.71%
7428.57%
8214.29%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 55.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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