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カールじいさんの空飛ぶ家 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カールじいさんの空飛ぶ家
製作国
上映時間103分
劇場公開日 2009-12-05
ジャンルアクション,コメディ,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,CGアニメ,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 前半のトーンと、チャールズ・マンツが出てきてからのトーンとの落差に、どうもつまづく。前半は、絵本の「ちいさいおうち」というか『赤い風船』というか、しみじみ。夫婦の履歴をセリフなしでサラッと描くところなど映画の教科書で、そのトーンの延長としてのファンタジーにちゃんとなっている。ところが後半はガラッとトーンを変え『ラピュタ』系冒険ファンタジーで、せっかく老人を主人公にするという試みなのに、似合わぬアクションをさせている。そこだけ取り上げれば良くできているし、老体にもかかわらず愛するもののために戦う、ってところに意味を感じなくもないが、どうもトーンとしてのつながりが悪い(これ観たすぐ後にハンガリー映画でじいさんが銀行強盗やるのを観たんだけど、こちらはその唐突さが流れの中でちゃんと味わいになっていて納得いった)。もしや最初2Dで製作準備していたところ、どこかから「きょうび3Dでなきゃ客は来んわ、前後に動きのある派手なアクションシーン、後半だけでもええけん入れてんか」という圧力がピクサーに掛かったのでは、などと妄想してしまった。マンツも、けっこう屈折したキャラクターに設定してあるのに、単純な悪役扱いでかわいそう。犬・少年・鳥という三人の従者が犬・猿・キジの桃太郎を連想させた。『オズの魔法使』もそうだったけど、なぜか従者は三人だと安定する。
なんのかんのさん [DVD(吹替)] 6点(2010-09-10 10:22:11)
その他情報
作品のレビュー数 125件
作品の平均点 6.24点
作品の点数分布
000.00%
110.80%
210.80%
343.20%
4108.00%
52016.00%
63931.20%
72419.20%
81411.20%
997.20%
1032.40%
作品の標準偏差 1.65
このレビューの偏差値 49.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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