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夢千代日記 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夢千代日記
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1985-06-08
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,犯罪もの,ロマンス,TVの映画化
レビュー情報
前半は良かった。ひなびた感じ。でもそれは諦念の世界に通じていきやすく、テレビのときも思ったんだけど、それが反核のメッセージとうまくつながらないのよね。画面が滅びる美しさを奨励しているようで、その滅びの美しさと反核とを正面からきちんとぶつけられたら、テーマとして深まったんだろうが、なんとなく雰囲気として立ち込めるだけになってしまった。腹貸し女と本妻とのシーンはちょっとホロッとした、でも肝心の本筋の北大路君の話が詰めが甘くて大時代的。ラストの桜と吉永さんの顔と踊りとのオーバーラップは俗悪でした。これが監督の遺作か、もう弱ってたのかな。テレビの音楽は武満だったが、あっちも弱ってて『暗室』(無機質なフルートの響きがとてもよかった)で組んだ松村禎三を起用。なんか滅びの映画になるわけだわな。松村さんもいいんだけど、テレビ版の武満の印象が強くて。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2011-08-09 10:11:05)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 5.62点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.48
このレビューの偏差値 23.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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