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大阪ハムレット のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大阪ハムレット
製作国
上映時間107分
劇場公開日 2009-01-17
ジャンルドラマ,コメディ,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 自分に与えられた輪郭に収まりきらない人たちのドラマ。大学生に見える中学生、女の子になりたい男の子、うじうじ悩むのが苦手なトサカ頭のハムレット、彼らのそれぞれの「戦い」の物語、ってことになるのか。彼らの芯になるのが、松坂・岸部の『死の棘』コンビで、あれとは全く違ったキャラクターながら、「どっしり」と「ヒョウヒョウ」を楽しそうに演じている。ただそれらの「戦い」のラストが、どうにも冴えなく、かなりガックリくる。学芸会の場の観衆の反応など言葉で説明しているだけで、たしかに言葉で言ってもらわなければこっちには伝わってこない演出で、「感動のシーン」だったんだな、ということを理屈で納得するだけ。町の描きかたなど高低差を生かしてかなり良かっただけに惜しい。遠くの橋の上、歩道橋、駅の階段、あるいは崖下の老夫婦との会話。しばしば人が高低差を越えて会話をしたり、移動したりするとき、画面が活気づく。川の堤防の上を走りながら、大阪弁のハムレットを語っていく。ただ言葉が変わるだけでなく、ハムレットの性格も大阪人になっているのだ。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-24 12:01:29)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 6.71点
作品の点数分布
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8423.53%
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作品の標準偏差 1.02
このレビューの偏差値 43.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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