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自由はパラダイス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 自由はパラダイス
製作国ソ連
上映時間75分
ジャンルドラマ
レビュー情報
繰り返し繰り返し脱走する少年、それも何と言うか「魂がみなぎってるような顔」でないのがいい。斜視で、ただ見てるぶんには、ちょっとひねくれたところのあるおとなしい少年。これが抵抗者の表情なんだろう。施設でうまくやってたほうが楽なのに、でも出てしまう。いちおうストーリーとしては父に会うために、いう設定があるが、それを越えて人が自由を必要とする根源的な衝動みたいなものまで感じさせてくれる。最初は蝿がカメラに止まるような南の町、ここから北へ。ただの少年が次第に不敵に見えてくる凄味が作品の芯で、それがラストでワッと少年として泣き崩れる(彼が感情を見せる瞬間)。自由とは、こういう寒々とした風景の中を繰り返し逃げ続けることなんだ。途中で出会う駅員、金持ちの少女、下船を手伝ってくれる農婦たちとの接触も味わい。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2013-07-10 09:06:12)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 70.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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