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《ネタバレ》 質より量のサービス精神。『ダイ・ハード』みたいに「シナリオ練った」というより、「詰め込んだ」って感じ。犯人もデニス・ホッパーのキャラクターにおんぶしてるだけで、シナリオ上の魅力に乏しい。でも詰め込んであるのは認める。チンピラが勘違いして運転手を撃っちゃう展開。乳母車、十分にタメて不安を掻き立ててから空き缶を空中にパッと撒く。高速出口を突っ切る爽快感。急カーブで乗客をオモシにする。などなど、次々とアイデアが疾走していって楽しい。映画としての手応えはやや薄いが、このサービス精神はメデてやりたい。アメリカ映画では、自分だけ助かろうとする人は絶対に許さないのね。「自助論」の国でありながら、抜け駆けには厳しい。開拓時代の集団生活の名残なのか。
【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-12 09:41:25)
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