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今度は愛妻家 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 今度は愛妻家
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2010-01-16
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,ファンタジー,クリスマスもの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 この手の趣向は珍しくなくなったが、けっこう好きなんだ。たぶん映画で一番イキる趣向なんじゃないか。フィルムはもともと「現実の記録」の手段として誕生した来歴があって、そこを突かれるとグッと来る。作るほうも趣向だけに頼らなくなって、シナリオを練ってくる。セリフもいろいろ良かった。「俺が想像もつかないようなこと言ってくれよ」とか。本作の味わいの一つは、軽いトヨエツ。最近は「眉間にシワ」な役に定着しかかっていたところ、違う役が来て楽しそうに演じているのが心地よい(昔は軽い役も好んでやってた。床屋の髪形写真のモデルになってたのは何だったっけ…)。とりわけ前半、ランコに妻の死を嘘泣きっぽく告げるとこなんかの喜劇タッチ。ここらへんに喜劇タッチがあるので、後半が生きてくる。演技も設定に合わせて舞台劇っぽく線のハッキリしたものにし、そのクサみも作品のトーンと合っていたと思う。沖縄旅行から帰って、現像もしてないほどカメラから離れていたことが分かってくる後半、「眉間にシワ」的にはなるものの、それは前半のハシャギのいわば解説だ。石橋蓮司は、まあこれぐらいはやるだろうという役者なので、さして驚かぬ。「差別されなかったらオカマやってるカイがないじゃない」ってセリフは、いいとこ突いてた。浜田岳が出てくると仕掛けがある気配が漂ってしまうのは、彼の責任ではないな。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-09 12:22:25)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 6.41点
作品の点数分布
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6622.22%
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913.70%
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作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 52.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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