Menu
 > 作品
 > ヨ行
 > 四畳半襖の裏張り しのび肌
 > なんのかんのさんのレビュー
四畳半襖の裏張り しのび肌 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 四畳半襖の裏張り しのび肌
製作国
上映時間81分
劇場公開日 1974-02-16
ジャンルエロティック
レビュー情報
《ネタバレ》 よくあんな気持ちの悪い少年を見つけてきたな、ほんとにタイコモチになれるのかいな。セピアの画面からサーッと川の青い水が広がるのが美しい。長回しでゴチャゴチャからむとこにこの監督、独特の粘り気があってよく、本作では映写技師の家のシーンがいい。『土と兵隊』の大きさに画面も縮まり、その狭い中で蒲団のかたまりがうごめく。脇で旦那がうつろな表情でただ横たわっている、なんて構図。ニヒリズムのようでいて、人懐こいようでいて、蒲団とはこういう味わいがあるものなのか、としみじみ眺めさせてもらった。少年が「デデンデンデンデンデン」と練習しながら、階段風の渡り廊下をゆくところなんかも印象深い。結局みんながオモチャのつもりで遊んでいた少年に、オモチャにされてしまったというようなラストがおかしい。それで男たちは満州に行ってしまう。時代に対してひどく閉じている世界を描いてきて、あの少年なんかもそういう閉じた環境の気色悪さを引きずっているんだけれども、その閉じていった果てにヒョイと向こう側に抜けてしまうもの、それが「男」であり、そうはならずに微温的に全体に通じ合っていってしまうもの、それが「女」、ってことか。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2010-09-03 09:59:47)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 6.25点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5125.00%
6125.00%
7250.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.83
このレビューの偏差値 60.91
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
四畳半襖の裏張り しのび肌のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS