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猿の惑星:創世記(ジェネシス) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
製作国
上映時間106分
劇場公開日 2011-10-07
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ジャック・ロンドンの「荒野の呼び声」を思い出した。あれは動物小説でありながら、時代がらプロレタリア文学でもあった。犬ぞりを底辺労働者と見立てる視線があった。同じ視線が本作にも感じられる。底辺労働者と言うより、奴隷の反乱に近かったか。猿の反乱を見ながら、私を含む観客はおそらく人間の側からは見てないだろう。シーザーにNOを宣告される場など、本当は人間として見るべきなんだろうが、こういう場面では都合よく反乱側に立って気持ちよく見てしまう。CGの表情、ずいぶん進化しているが、それだけ西洋人一般の表情を思わせるものに近づいた。シーザーが着てた赤い服のたるみや汚れも難しいんじゃないか。ただ群衆としての猿の描写が一律で、窓から次々飛び降りてくるのなど、迫力はあるがロボットでも何でもよく、猿ならではのシーン、たとえば街路樹の葉がどんどん散ってきてハテと新聞配達が見上げると…、みたいな場をもっとほしかった(橋の裏側を渡り進むのはワクワク)。シーザーが外界を覗いていた窓が、革命のシンボルになったよう。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-17 09:50:47)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 128件
作品の平均点 6.56点
作品の点数分布
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210.78%
332.34%
475.47%
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63124.22%
73325.78%
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964.69%
1010.78%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 52.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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