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夜の鼓 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夜の鼓
製作国
上映時間95分
劇場公開日 1958-04-15
ジャンル時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
橋本忍の脚色臭がモロに出ている。『羅生門』を思わせるし、今井との組で考えれば『真昼の暗黒』、前半の冤罪もの風に進んでいくところ。こういうふうにストーリーを分解してみると、事件がリアリティを持ってくる。近松を跳び越えて、モデルとした事件に迫っていく感じ。金子信雄の悪役を除けば、わざとらしさがない。妻のほうから鼓師に寄っていくところが怖い。口封じという名目を得て、情動が高まってくるというか、生臭いものが感じられる。夫の帰国が遅れることがきっかけになる、なんてのもある。妻が自分から告白していくのは無茶に見えるが、留守をする夫への、またそういう体制への怨みが感じられ、そこが怖い。死を覚悟し本人はただただ詫びているのだろうが、やはり怨みが底にあるのではないか。ラストの仇討ちを、原作通りにみなでドカドカやったのは疑問。その滑稽さを描いたという感じでもなかった。殺したあとの呆然とした表情を捉えたかったのではあろう。社会派監督としては、憎む対象を上部に操作されている愚かしさを出したかったのだろうな。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-19 10:09:36)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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