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息子(1991) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 息子(1991)
製作国
上映時間121分
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
寅チームの役者が出ないことに気分一新の気合いを感じる。渥美清が全然出ない山田作品は二十数年ぶりだろう。原作ものだが、今でも『下町の太陽』は可能だ、という思いを感じ、この浮き足だった時代に、いや、そういう時代だからこそ、地道のほうが「いいではないか」と言っている。岩手での一周忌は『東京物語』や『寅』でのヒロシの母の死の記憶が湧き上がるが、いいのは尾久。夕方の都電沿いの風物の美しいこと。岩手の田舎の場はやや観念が先行してたようだが、こちらはフィルムにくっついちゃってる懐かしさがある。山田さんの下町のエッセンスを随所に感じた。そして繰り返される「いいではないか」。方言が出ないように気を張ってるとつい文章語になってしまうのか。この言葉の硬さが気持ちよい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-13 10:30:39)
その他情報
作品のレビュー数 63件
作品の平均点 7.59点
作品の点数分布
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61117.46%
71726.98%
81726.98%
91320.63%
1034.76%
作品の標準偏差 1.22
このレビューの偏差値 46.03
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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