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嵐が丘(1992) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 嵐が丘(1992)
製作国
上映時間105分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,小説の映画化
レビュー情報
なんでもドキュメンタリー出身の監督ということで期待したのだったが、いやそれゆえか、情緒過多の弊。それにヒースクリフ君がいい男でツルッとしてて魅力に欠ける。全部の話を105分に納めているので、ダイジェスト版的。ブニュエルはエッセンスだけをまとめて90分以内で描いたぞ、などとブツブツ言いながら観てたが、観終わって昂ぶってしまうのは、やはり原作の強みか。もう愛と憎しみの二つしかない世界、みな恨みつつ憎みつつ死んでいくの。狂ったヒースクリフが少女時代のキャシーを目にする一瞬(その後の手のアップ以降はダメ)は感動した。宿命の愛だなあ。こういう一代目のストーリーに二代目のストーリーが続いて因果が巡るって、思えば我が国の「源氏物語」と似た構造で、女流作家の得意技かとちょっと思ったが、そんなの男のでもあるだろうな。川も花もない荒涼として風景は、数ある映画化のなかでも一番原作に近そう。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-01 12:51:40)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 6.20点
作品の点数分布
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6728.00%
7416.00%
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作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 49.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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