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《ネタバレ》 編集の妙味、かなり楽しんでやってるんじゃないかな、舞台と実人生を絡ませ、合い間に観客の反応が挟まる。裁判の場の滑稽さ。レニーも最初は別に言論弾圧がどうのこうのといった使命感を持っていたわけじゃない(あるいは最後までなかったかも知れない)。晴れがましい席で、しかしどうしてもそのダーティな言葉を使いたくなった、その言葉以外にはその場に当てはまるものがないと判断した瞬間、彼のコースが決まったのだろう。それはなんらかの反感であり、いらだち、不快感だったのだろう。人生の方向が決まるのなんてこんな感じなんだ。ただし現在からみると彼の芸というのが他愛ないものに見え(本物は違うのかもしれないし、日本人には分かりづらいニュアンスもあるのだろうが)そこんとこがピンとこなかった。裸の写真は死体ばかりだ、というのがラストにつながる伏線だったわけね。
【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-13 11:58:39)
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