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ピアニストを撃て のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ピアニストを撃て
製作国
上映時間88分
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,モノクロ映画,犯罪もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
必死な洒落っ気、そんなものを感じた。脂っこいものを抜くの。これはもうシャンソンの世界。微笑む以外にないような哀しさ。白と黒を対照させるのを、象徴ととったら野暮になる、洒落っ気として捉えたい。白と黒をきれいに片づけたでしょ、と親しい友人にちょっと照れながら自分の部屋を見せてる感じ。ちょうどピアノの白鍵と黒鍵のように。その洒落っ気に必死な感じがある。脂っこい人生の現場に耐えられない弱さを、繊細さと捉えるか、単なる逃避と捉えるか、ってこともあるが、この監督が忌避したその真剣さは、ある種の強さに裏打ちされている。それを「必死な洒落っ気」と呼びたいわけ。二人組の悪漢がおかしい。主人公が試験を受けに行くとこ、前の受験者のバイオリニストの女性を軸に描く。彼の部屋に差し込むネオンの変化。そして何よりも彼の弾くピアノがよろしい。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-13 09:37:42)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.76点
作品の点数分布
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6419.05%
7942.86%
829.52%
914.76%
1014.76%
作品の標準偏差 1.27
このレビューの偏差値 51.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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