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活きる のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 活きる
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2002-03-23
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
前時代の没落を一身に体現するような福貴、賭けに没頭し、しかし影絵をやらせるとけっこう器用、実に非生産的な男。賭けごとは阿片と同じで急にやめると体に悪いんだよ、なんて言ってる(寅さんも「急に地道に変わると体に悪いんだよ、徐々に変わるんだよ」って望郷篇で言ってたなあ)。なんかすごく自己を投影しやすいキャラクターだったが、主人公は彼ではなく、前向きに生きる女の方だった。そうだろうな。大躍進時代の金属供出を取り上げたのは、中国映画で私は初めて見た。さらに文革時代と、悪い時代を描いていく。悪い時代とは子が親に先立つ時代ってこと。未来をふさがれる時代。悪い時代を描いても“いかにも”の悪人は出さない。紅衛兵的な女医たちも、いざとなると糾弾していた老先生に救いを求めておろおろする。悪というより未熟さや愚かさを出している。まあけっきょく、昔は悪かったが今は良いってなるんだけど、振り返るだけいいんじゃないか、日本映画が近代史の暗い面を振り返らなくなって久しい。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2008-06-20 12:17:59)
その他情報
作品のレビュー数 60件
作品の平均点 7.45点
作品の点数分布
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82135.00%
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1035.00%
作品の標準偏差 1.47
このレビューの偏差値 47.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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