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リバー・ランズ・スルー・イット のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リバー・ランズ・スルー・イット
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1993-09-04
ジャンルドラマ,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 兄弟ってのは分身なんだなあ。こうであったかもしれない自分、こうでありたかった自分。だから変えることが出来ない、助けることが出来ないんだ。弟ポールの陰りのなさが透明すぎて、すでに危うい。夭折するしかないような。釣りの冴えが神技に近づいている、もうあとは転落するしかないほど。この弟の造形が本作の味わいのすべて。誰かに甘えられない体質、人に頼ることが絶対に出来ない芸術家肌タイプ。だから釣りが芸術の境地にまで行っちゃうんだけど、そういう人物に対しては周りのものは何も出来ない、ただ愛してやることが出来るだけ、ってのが結論。ジェシーの兄の俗物と対照される。三人で釣りをした川に、今や老いて一人竿さし、なんてほとんど漢詩の世界である。最後の釣りがもっともっとたまらなく美しくあるべきなんだけど、でもいい方かなあ。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2011-10-17 12:20:44)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 152件
作品の平均点 6.84点
作品の点数分布
000.00%
110.66%
200.00%
342.63%
431.97%
52516.45%
63925.66%
73321.71%
81610.53%
9149.21%
101711.18%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 50.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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