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森の中の淑女たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 森の中の淑女たち
製作国カナダ
レビュー情報
ネオレアレズモではシロウトを使うのはリアリティを出すためだったわけだが、このケース、シロウトを使ったことでかえって「おとぎ話」めいた味わいが出た。老人というものがそもそもおとぎ話的なのか。バスの故障のため不意に生じた「林間学校」。老人でなかったら人々がそれぞれ役割りを分担して小社会を築いていくストーリーになるところ、老人はもうそれぞれの生き方を固定させていて、ただアワアワと大自然の森の中に溶け込んでいく。風格と言ってもいい。時たま彼女らの過去の写真が入る効果で、奥行きが出る。ただ人物の揃え方が、尼さんがいたりレズビアンがいたりと「女の生き方」を集めたっていう手つきがちょっと鼻につくところ。ただただ静かな湖面。ストッキングでの魚とり。蛙の料理。作られたのは社会ではなく、仲良しグループ。不意に訪れた休暇にふさわしい。シューベルトの五重奏が似合う。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-14 09:48:30)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.82
このレビューの偏差値 35.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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