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嵐ケ丘(1939) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 嵐ケ丘(1939)
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1950-12-01
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
これはもうあちらの『忠臣蔵』というか、いろんな版があり、このほかにブニュエルの、吉田喜重の、J・ビノシュのヒロインで坂本龍一が音楽やったの、を観てるが(リヴェットのは未見)、どれも独自の趣向を凝らして面白いけど、何か物足りないのも事実。これ、映画よりも連続ドラマに向いてる話なんじゃないかなあ。ヒースクリフの帰還までにモッタイをつけたいところが、映画だとそれが出来ず、キャシーとヒースクリフの愛憎のごちゃごちゃをこちらでほぐして味わう時間が足りない。キャシーがただのヒステリーに見えてきてしまう。時間を強制されたくないストーリーってこと。それでも多くの名だたる監督たちを魅了してしまう魔が、この小説にはあるんだ。この戦前白黒のワイラー版が余分な解釈のない分、基本の位置を確保していて見応えがある。私はヒースクリフなのよ、って叫ぶあたりはやはりコワい。ロウソクのゆらぎで盗み聞きしていたヒースクリフの退場を知る、なんて演出。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-05 12:02:27)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 6.82点
作品の点数分布
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314.55%
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5313.64%
614.55%
71045.45%
8313.64%
929.09%
1014.55%
作品の標準偏差 1.61
このレビューの偏差値 50.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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