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散り行く花 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 散り行く花
製作国
上映時間60分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,サイレント,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
映画はまず現実の記録として始まったが、逆に現実にない幻想世界を築く方向へも進んでいった。本作なんか素材として東洋趣味を盛り込み、まさに幻想としての物語で、お話の無理をぼかしている。帽子のリリアン・ギッシュなんて半分幻想の存在としか思えない。極端な骨組みだけの設定が、サイレントだと豊かに膨らんでくる。半ば観客の想像に頼る仕組みがいいのだろう。暴虐な父と可憐な娘という陳腐でさえある設定が、いわば神話的な原型として観客に働きかけてくるんだ。野蛮なアングロ・サクソンに仏教を伝道しようとやってくる主人公の設定がちょっと面白い。遠藤周作の宣教師の裏返しで、彼もロンドンという沼の中にぶくぶくと沈んでいってしまう訳だ。東洋に旅立つ宣教師も登場させてちゃんと釣り合いを取る。といっても、何も自分たちの膨張主義を批評・批判してるわけではなく、ちょっと気取ってるだけ。東洋人の猫背男の純情が話の芯、でもあんなに猫背かなあ、我々は。それともあれはただ身長に低さを表現してたのだろうか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2009-11-14 11:52:39)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 7.86点
作品の点数分布
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629.09%
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8522.73%
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 50.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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