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花咲ける騎士道(1952) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 花咲ける騎士道(1952)
製作国仏,伊
上映時間100分
ジャンルアクション,ラブストーリー,コメディ,アドベンチャー,戦争もの,モノクロ映画,歴史もの
レビュー情報
前半は、ヨーロッパの活劇はおっとりしてるなあ、ってな感想で、もっぱらG・フィリップの美男子ぶりを眺めていた。煙突をくぐっても汚れ一つつかない完璧なハンサムぶりで、こういう完璧さをめでるのも映画の重要な要素ではあったな、とは思うものの、ずっと美男を見続けてても何かむなしく、といってロロブリジーダ嬢にはもひとつ身を乗り出すほどの魅力が感じられず(その愛されずとも愛を貫く女伊達のキャラクターはいいのだが)、もっぱら屋根の上での活劇に昔テレビで見ていた「快傑ゾロ」などを思い出し懐かしんでいた。でも後半、絞首刑からの救出あたりからノラされて、やたら馬が疾走する終盤で満足。アドリーヌ救出という個人的な追跡が映画冒頭の戦争に絡んでいくあたりワクワクした。強引な地下通路の設定なんかも、全体の「おっとり」と通じ合って素直に笑え、王のメンツも守る大団円はヨーロッパ式だなあと思わせられ、アメリカの活劇とはまた違う味わいを楽しめた。それにしてもこの邦題はズレてないか。原題にある「チューリップ」って言葉は残してほしかったな。この映画のおっとりとぼけた明朗さをよく象徴している花である。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-14 10:04:28)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 6.80点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 46.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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