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遠き落日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 遠き落日
製作国
上映時間119分
ジャンルドラマ,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 差別用語とされる「てんぼう」という言葉をちゃんと使ってたことは褒めましょう。文久三年(1863)に尾羽嬢だったシカが明治元年(1868)にはもう三田佳子になってるのには驚いた。中盤のちゃっかりと手術費用を捻出するとこ、餞別をもらい回るとこ、山本圭のとこに強引に乗り込むあたりなどに「人間野口」が感じられかけるとこは若干あるんだけど、やっぱり偉人伝ものの枠からは抜け出せなかった。母の手紙が映画のキモで、このころはまだ有名ではなかったのではないかな。東西南北を読み込む中国の文章の伝統が、こういう僻村にまで及んでいることに驚かされる。母との再会のとき、左手の手袋は脱いでるの。ついにオッカアに「こんな手にしたのはおめえじゃねえか」と言ってしまった後の愁嘆場はモロ「日本映画」でしたなあ。牧瀬里穂の無理なフケメイクがなくてホッとした。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2012-03-15 10:17:08)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.15
このレビューの偏差値 35.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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