Menu
 > 作品
 > ウ行
 > ヴァリエテ(1925)
 > なんのかんのさんのレビュー
ヴァリエテ(1925) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヴァリエテ(1925)
製作国
上映時間57分
劇場公開日 1927-05-20
ジャンルドラマ,サイレント,モノクロ映画,犯罪もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
ドイツはこういう話好きだね。淫婦に振り回される男もの。5年後の『嘆きの天使』とか。あるいは時代の流行りだったのか。谷崎の「痴人の愛」もだいたいこのころ。若干先だから映画に影響されたってことじゃなさそうだ。しかもこういう淫婦の時代の後に、ドイツも日本も、病的に健全な男の時代に突入していってしまうんだな。それにしても無声映画の雄弁さ。水道のしたたりと、赤ん坊のおもらしのしたたり。二人の女を足先まで見比べる視線。あるいは耳を澄ませているそのアップ。テーブルのいたずらがきをめぐるサスペンス。ひそひそささやきあう人たち。ブランコシーンの緊張。無声映画のあらゆるテクニックが呼び集められている。ただの三面記事にしかすぎない出来事が、それ以上の物語に変わっていく。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-23 12:15:37)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
62100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
ヴァリエテ(1925)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS