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エンジェル・アット・マイ・テーブル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エンジェル・アット・マイ・テーブル
製作国ニュージーランド
上映時間158分
劇場公開日 1991-07-27
ジャンルドラマ
レビュー情報
少女時代、ちっとも神経質っぽくないモジャモジャ頭の女の子なのがいい。田園の気配はイギリス風。自分の詩を絶対書き直さないこだわりとか、姉の溺死の影とかあるが、数奇な運命を導くほどのものではない。しかし第二部に至って、恥ずかしがりが度を越してくる。授業からの逃走。ここらへんの落ち込んでいく傾斜の感覚が妙にリアルで、つらい。ずるずるとダメなほうにダメなほうにばかり考えがいっちゃう。で入院、ドアのないトイレ、電気ショック。妹の来訪で本にサインすることが支えになる。作家なんだ、という支え。それは三部で、新聞に載った自分の写真を隣の人に見せたい・見つけてもらいたい気分につながる。社会の中で生きる喜び、ってこういうものなんだろう。社会との回路を発見することの大事さ。精神分裂病ではないという診断もあって、もう病気に逃げ込むことは許されない。かなり特異な人生だが、多かれ少なかれ誰にも共通する人生の困難と喜びを描いている。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2013-07-05 12:18:45)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 8.73点
作品の点数分布
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10545.45%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 42.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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