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生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1985-05-11
ジャンルドラマ,コメディ
レビュー情報
カバーかけたまま走り出す車のイキのよさで乗せ、次第に原発に集中していく。原発ジプシーと呼ばれるワタリの労働者の問題。30年前の映画だ。今も現場で働く人たちがマスコミに登場してこない気味悪さが続いている(欧米だったら英雄視されるだろう事故始末をしている彼らが、日本では顔が映るとモザイクがかかったりする)。廃液漏れなんてまさに今直面してるわけだ。飲み屋でビール瓶をボーボー吹くので彼らの不安が伝わる。浜での宴会で、今まで出会った人の名前を並べ立てる声が、呪文のような効果を出す。あれは題名になっている党の党員名簿でもあるのか。なら政治的な映画かというと、原田芳雄が白いのかぶっていれば、宗教的な気配が漂う。天気雨ってのも宗教的だし。「弱いものは助け合うべきだが、その弱さゆえに仲間を裏切ってしまうこともある、でもその疚しさを持続させれば、いつか弱いもの同士の連帯が可能なのではないか」といったメッセージが浮かぶが、これは政治的なのか宗教的なのか。甘いと言われればそうだが、その切実さが迫ってくるので、つい「あふれる情熱、みなぎる若さ」と叫んでしまうのであった。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2013-09-10 10:00:18)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.12点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.27
このレビューの偏差値 61.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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