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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う
製作国フィンランド
ジャンルコメディ,シリーズもの,音楽もの
レビュー情報
仏頂面のおかしさは、今回はマネージャーの人間臭い顔との対比になる。でももともとロックの人たちって、ああいう仏頂面しているわけで、なんらかに対する防御って気もする。世間への構え・おびえといったものでもあるか。そもそもカウリスマキ的存在なのだ。そういう視点に最初からロックの連中へのパロディ意識がある。わざわざ太平洋を中心にした日本人にはなじみの地図を背景にして、アメリカとヨーロッパの遠さを見せていた。「自由」のかけらをみやげに「東」へ帰還するというのが骨組み。モーゼの書と共産党宣言のはざまでもある。ヨーロッパはやはり寒々としているが、家族がいるのだ。カットの終わり、なんらかの演技が終わったあとの空漠感が味わい。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2010-10-13 09:53:17)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
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6433.33%
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作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 44.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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