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三文オペラ(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 三文オペラ(1931)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1932-02-25
ジャンルドラマ,ミュージカル,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
友情讃歌ととればいいんだろうか。警視総監、泥棒、乞食の巴となっての。それらをひっくるめて、乞食の群衆の裏表の関係になってたのか。とにかく全部セットで、風景を映したシーンがないのも、舞台を意識したよう。泥棒の情婦、乞食の娘としっかりした女たちが小気味いい。男のキザ加減も見事、警官に追われても走らないし、屋根から下りてくるときでもステッキを離さない。こういうキザに徹するのを風刺としてでなくそのままで楽しむって姿勢、日本にはないけど、ヨーロッパは「007」なんか見てもあるな。紳士の文化ってのが、なんかあるんだな。あと「愛すべき泥棒たち」ってのも、あちらの文化的。日本で似たのを考えると、歌舞伎の白浪ものになるが、あれは「愛すべき」という仲間的な親しみじゃなく、やはり見上げるヒーローという距離がある。鼠小僧ってのは、江戸の町人にとってどうだったんだろう、仲間・同類って感じあったのかな。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-07 09:01:52)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 4.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 57.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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