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カポネ大いに泣く のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カポネ大いに泣く
製作国
上映時間130分
劇場公開日 1985-02-16
ジャンルドラマ,コメディ,ヤクザ・マフィア,小説の映画化
レビュー情報
トランプ遊びをしている加藤治子、そのつながらないカットの効果など、ワクワクしたのは最初のうち、なかなか本調子に入ってくれないままアメリカに行ってしまう。“部屋の中に真新しい盥”の図なんかいいんだけど、雰囲気の統一がないっていうか、たとえば『陽炎座』はわけ分からないながら「怨み」いうものに集中していたが、そういう軸が感じられない。日本人の意地とか、男を立てようという意気込みとか、さむらい論とかに拡散して、ジュリーのあっけなさ・ショーケンの無様さなんか清順的だとは思うが、今回はシナリオに『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』の田中陽造が加わってなく(田中はもっぱら相米と組み、次に清順とは『夢二』になる)『悲愁物語』の大和屋竺。清順映画ってシナリオなんかどうでもいいかと思いがちだったが、そうでもないんだな。監督に好き勝手させるには、それなりの線路を敷いておかないとダメらしい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2013-07-30 09:46:37)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 4.80点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.79
このレビューの偏差値 50.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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