Menu
 > 作品
 > リ行
 > リオ・グランデの砦
 > なんのかんのさんのレビュー
リオ・グランデの砦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リオ・グランデの砦
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1951-12-27
ジャンルウエスタン,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
最初のほう、せがれが入隊してきていることを知らせる過不足のない語り口に、うまいなあ、と唸らされ、ローマ式馬術だっけ、二頭の馬に立って走り柵を越えるささやかなスペクタクルで眼も楽しませ、こっちの観賞気分はかなり合ってきてたんだけど、中盤がどうもうまくない。向こうのせいなのかこっちのせいなのか、連隊付きのコーラスがやたら歌ったりすると気が抜け(向こうのせい)、またこの夫婦、なんか南北戦争時のこだわりをひきずってるようで(?)、そこらへんの味わいはよく分からない(こっちのせい)。全体馬のシーンはすべていい。火で興奮し暴れ、柵を躍り越えたり、疾走シーンはもちろん、倒した馬を楯にしての銃撃もある。鐘を鳴らす少女のカットも効果的。だが、こういうこと意識するのは野暮だとは思うんだけど、やっぱインディアンを悪役と割り切って観続けることは出来ず、しばしば活劇の途中で気分を冷まされてしまう。映画を観るときはとりあえず作品の枠組みを全面的に肯定して観る、と決めていて、昔の国策映画のときは出来るだけ当時の愛国的国民になって観たりするんだけど、西部劇では白人になりきれない。気を抜くとつい侵略されたインディアンの側に回ってしまっている。困ったものだ。子どもをさらうような分かりやすい悪に設定してくれているんだけどね。(撮影当時の先住民にとっては西部劇のエキストラ出演料が貴重な現金収入だったそうで、世の中は複雑だ)
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-20 10:12:16)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 5.83点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
318.33%
4216.67%
518.33%
6325.00%
7433.33%
818.33%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.46
このレビューの偏差値 55.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
リオ・グランデの砦のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS