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逆光が美しい。賭場のシーン、あれは真ん中に照明を置いてあったのか。新幹線ホームのシーンは、『十三人の刺客』の霧の中から行列の一行が見えてくる名場面を思い出させた。そして東映実録路線では毎度のことながら成田三樹夫が絶品。硬軟使い分ける人物のいやらしさを演じて、この人の右に出るものはいない。話としては転落もので、友情を売ったことをきっかけにズンズン落ちていく。甚八が野球賭博の利権のことで成田のまわりをうろつく惨めさ。ただ2時間を越えるのはズルズルし過ぎで、もっとテンポをよくしてほしかった。
【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-10-17 11:50:56)
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