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メランコリー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 メランコリー
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1996-01-27
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 原題「モルモット」のほうがいい。クリスマスイブから新年へのバカンスで、悪天候からラストで青空がのぞく仕組み。こういう“社交”を舞台にしたドラマってのがあちらは好きね。ロープウェイの中で、それぞれの独白が呟やかれたりする。惨憺たる私生活を抱えながらも「これは楽しいバカンスでなければならぬ」という社交の精神が優先される。立派なものだ。ジャクリーン・ビセットの女の直感が怖い。些細な発見からピンと亭主の浮気に感づき、亭主が言い訳しても「そう言われればそうだわ、思い過ごしかもしれない」なんてふうには全然考えないで、パッとその直感が確信に移行している、それまでの絶対的な信頼と同じように。これが怖い。そのあとでの“社交”、みんながエロ話をしているとこで、ジャクリーンが三角関係の話を淡々と語り、場が緊張してくるところがヤマか。女は怖いけど、またすぐ自殺しようとしたりもするんで、まことに厄介な存在である、というフランス人らしい微苦笑の映画。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-08 11:57:52)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 70.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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