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ライバル役棚倉の北城寿太郎って昔の大映映画でしばしばお目にかかるが、とくにこのころか、なんか三船の雰囲気をそっくり真似していてオリジナリティが出せなかった気の毒な役者さん、という印象。本人の狙いなのか、会社にそうしろと言われていたのか。階段のすれ違いでの殺気。初めて剣を合わせ、市の手に傷がつく、刀を収めた棚倉さんの同じところにも血がついている。せっかく市の弱点である鉄砲が出てきたのに中途半端な扱いになってしまったのが惜しい。村瀬幸子のお婆さんが手堅く、必ず凶行を導く祭りの夜ってのも間違ってない。
【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-09 09:37:00)
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