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新・喜びも悲しみも幾歳月 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 新・喜びも悲しみも幾歳月
製作国
上映時間130分
劇場公開日 1986-06-28
ジャンルドラマ,リメイク,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 啄木の墓見に行って植木等が倒れ、パッと教会になって数年後の結婚式、アレアレと思わせといてちゃっかり車椅子で出てくる、なんて観客をからかうあたりはちょっと良かったが、なんかただの名所巡りになってるとこもあって、宇喜多秀家の墓なんてどうでもいいじゃないかと思わされ、総じて期待外れだった。よし、まず悪口を言っちゃおう。取ってつけたようなナマな反戦的言辞「戦争に行く船じゃなくてよかった」。自分で「あの映画は良かった」なんて言うな。紺野嬢の存在感のなさ、などなどが浮かぶが、紺野嬢に加藤剛、中井貴一、田中健と、あきらかに、強烈な個性を持たない・善意の人しか演じられないような俳優を選んでますね。けっして「神話」にはならない、固有名詞性の稀薄な「庶民の物語」を造り出してしまうキャスティング。こういう姿勢は現代の創造者としてイカンと思う一方、どこかでこういう世界を残しておきたい、って気もして、なんか全面否定する気にもなれない。まあそういう、昔の名人を懐かしむ、ってところが味の映画です。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2011-01-21 10:18:02)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 4.33点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.80
このレビューの偏差値 55.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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