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薄化粧 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 薄化粧
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1985-10-26
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 川谷拓三も、取り調べられる側から取り調べる側になったんだなあ。で、この犯人像、いかにも緒形拳的で、もひとつ驚きがない。そういう自分専用の像を作ってしまったってことは、役者としてすごいことではある。蛇のような男と近所で言われて・補償金ぶとりで・女の喧嘩にはオロオロし・すぐカッとなり・長いトンネルを掘って脱獄し・女好きで(「ね、しよ、しよ」)・石に子どもの名前を書き付け・竹中直人にはいい人であり・小娘には馬鹿にされ・少女に化粧してやり…、といったキャラクター。緒形拳が演じてしまうことで、こっちがそういう型に分類して見てしまってるのかも知れないが。最初のうちは時代がよく分からなかったが、しだいに歌謡曲で絞られていった。昭和24年。ラジオの時代。駅の便所で化粧する緒形と、あと追ってくことを決めて化粧する藤真利子とがカッとバックされるあたりに、短編小説の佳篇的味わい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2011-03-24 12:20:18)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.80
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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