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スパルタカス(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スパルタカス(1960)
製作国
上映時間198分
劇場公開日 1960-12-15
ジャンルアクション,ドラマ,歴史もの,伝記もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
これはキューブリック、企画にも脚本にも絡んでないのね。だから「見物される闘い」が出てきたからって偶然なんだろうが、『非情の罠』のボクシングや『時計じかけのオレンジ』のラストとか、『バリー・リンドン』でも軍隊で拳闘試合あったし、好みのモチーフというか、創作欲を刺激されるシチュエーションかと思われ、彼の脚本だと都合がいいんだけどなあ。屈辱感と残酷さと。武闘訓練のしつこさは『フルメタル・ジャケット』につながると思えるじゃないか。戦士を選ぶ女たちが柵の向こうから値踏みしているところをじっくり撮り続ける粘っこさ。やはり「見物される闘い」への執着を思ってしまう。前半の反抗への下準備のあたりが丁寧で映画として充実して感じられる部分。トニー・カーチスとの闘いが、心理的なヤマ場になる。闘わせられる者の屈辱と栄光、ああやっぱりこれ彼のモチーフなんだけどなあ。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-11-23 10:11:00)
その他情報
作品のレビュー数 65件
作品の平均点 6.78点
作品の点数分布
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211.54%
323.08%
423.08%
51218.46%
6913.85%
71421.54%
81421.54%
9913.85%
1023.08%
作品の標準偏差 1.74
このレビューの偏差値 50.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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