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次郎長三国志 第一部 次郎長売出す のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 次郎長三国志 第一部 次郎長売出す
製作国
上映時間82分
劇場公開日 1952-12-04
ジャンルドラマ,時代劇,シリーズもの,モノクロ映画,ヤクザ・マフィア,小説の映画化
レビュー情報
「馬鹿」な男たち、ってのも“男”の一つの原型で、のちの任侠もののストイックとは違い、無邪気にジャレあっているような連中。侍の大政が、武士社会の窮屈さから逃げ出して飛び込んでいきたくなるようなところ。大変だ大変だ、と両手をブンブン振り回して走っていき、ワッショイワッショイと川を往復し、なんて言うのかなあ、とにかくなんにも「企てていない」人間たち。冒頭の親分が尻ッパショリしながら後ろ向きに家を抜け出していくような、ああいう姿勢のイキさ。いろんな個性を持った連中が次々に集まってくる楽しさ(『七人の侍』の二年前か)。でも、棺桶を担いでケンカの口上に走る田崎潤のように、どこか死が近くにあるんだな。次郎長とまだ侍の大政が真剣で稽古を始めてみたり。陽気さやはしゃぎの背景に死が控えている。とりあえず仲裁という死を回避させる行為で名を挙げるまでなのだが。ラストで田中春男が予告編的に登場。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2010-02-12 12:04:54)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 47.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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