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歌麿をめぐる五人の女(1946) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 歌麿をめぐる五人の女(1946)
製作国
上映時間95分
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
道具としての女、その女が男を刺すこと。なんか大枠だけ捉えると、溝口っぽさが感じられなくはない。田中絹代のアップの凄味が変に印象に残っている。あんまりアップで捉えたことなかったんじゃないか。時代が変わって、何かやってみたってことなのか。時代と言えば手ぐさりをめぐるエピソードなんか「戦後」を思った。自由に描ける時代になったんだ、って気分が底にあったのでは。自発的なテーマと言うより、そういうことをテーマとする時代になったんだ、という手探りのような。ま原作ものなので、あまり物語から監督の狙いを探っても意味はない。溝口と言うとまず明治で、江戸時代だとそれまでは侍階級だった(『元禄忠臣蔵』とか)。やがて西鶴や近松に惹かれていく彼が、江戸時代の町人階級を扱ったのはこれあたりかららしい。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-02 08:51:57)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.96
このレビューの偏差値 55.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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