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《ネタバレ》 前作ですっかりダニエル・クレイグの虜になってしまい、もちろん今作もDVD購入。アクションてんこ盛りと聞いていただけに本編尺がやたら短いのでえらくスリムにまとめたのかなぁという思いを胸に鑑賞。冒頭はいきなりのカーチェイス、このアクションシーンをみて不安がよぎった。カット割が早い上に細かすぎで位置関係もさることながら何が起こっているのか分かりにくい。流行の手法だけど、やはりアクションは極力1カットでみせるべきである。力量が伴っていれば話は別だが、この監督のアクションはあくまで雰囲気重視のようである。で肝心の物語、イタリアでの尋問シーンでいきなりきた。もう忘れてる。すぐさま前作「カジノロワイヤル」のDVDを取り出し、終盤をチェック。あ、思い出した。割と序盤からばんばん固有名詞がでてくるため前作を復習していないとすんなり入ってこないです。また、今回のボンドの任務は復讐であり、ボンドガールの目的も復讐、目的の部分で共鳴とでもいいたいのだろうが、おかと違いである。またオルガ・キュリレンコには期待したが影が薄かった。そんでもって、ヴァスパーの黒幕を追うにつれ、やたら色んな怪しい人物がでてくるは、国の利権やら何やら焦点がしぼりづらく散漫とした印象を受ける。結局、終わってみてもボンドが復讐を成し遂げたわけでもなく、これから巨大な陰謀に立ち向かうエピローグでしかない。本作は消化不良なのだが、今後の007シリーズは非常に楽しみである。
【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-28 12:19:53)
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