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ボーダー 二つの世界 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ボーダー 二つの世界
製作国スウェーデン,デンマーク
上映時間110分
劇場公開日 2019-10-11
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
奇妙でいて深遠、、不思議なヴェールに包まれた作品でした。

容姿も感覚も「普通」とは異なり、人間社会から爪弾きされている主人公ティーナという女性?が、
自らのルーツを知ることで潜在的に抱えていた違和感を解消し、自らの意志で属する場所を決めていく、
自我の物語なのでしょう。

観賞前から情報をシャットアウトしていたせいもあり、
ティーナの容姿にまず先入観を持ってしまう。冒頭の虫に興味を抱くシーンからして
研ぎ澄まされた感覚以外に、彼女が只者でない印象を与えている。
すでにこの時点でこの映画の術中にハマってるんですよね。

終盤のティーナの決断は、マイノリティの居場所といったこの作品が持つテーマのひとつが
色濃くでており、邦題にある境界線「ボーダー」という意味合いを含めた色々と考えさせられた
作品でした。
シネマブルクさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-05-29 22:14:51)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.62点
作品の点数分布
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4215.38%
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6323.08%
7430.77%
8430.77%
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作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 57.80
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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