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Mr.インクレディブル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 Mr.インクレディブル
製作国
上映時間115分
劇場公開日 2004-12-04
ジャンルアクション,SF,コメディ,アドベンチャー,シリーズもの,ファミリー,パロディ,CGアニメ
レビュー情報
この映画では、悪者につかまった家族を救い、子供たちの成長を促すのは、父親じゃなくて母親のほうなのである。原題は "The Incredibles"で、「家族」に脚光が当たっているのを見れば、まあ当然だが。ありがちなパターンだと、妻がさらわれて、それまで日常生活に埋もれていた男が敢然と救出に向かい、過去の栄光を取り戻す!みたいな感じなんだろうけどね。その過程で、ダメサラリーマンだった父親を小バカにしていた子供たちも、彼のほんとうの男らしさや能力に気づいて、再び父親を尊敬する、みたいなのがあって。それにしても、保険会社の仕事をしているときの、インクレディブル父のとろーんとした目つきには思わず笑ってしまった。
『スパイダーマン』では、ふつーの人間と、スーパーヒーローとしての使命のギャップに悩む、というのがひとつのテーマになっているが、この映画では、スーパーヒーローが民衆を救うのは、要するに「気持ちいいから」なのだ、ということが、ミもフタもなくはっきり描かれている。「だれか他の人のため」じゃなくて「自分のため」。「ほっとけない」って気持ちは、たいていそんなところだけども。
夫婦とも元スーパーヒーローという設定でも、夫は過去の栄光に恋々とし、妻は現在のふつーの生活にちゃんと適応していて、人々に賞賛され、脚光を浴びることにさほど未練はない。これって、男勝りに活躍していても、しょせん女は家庭がお似合いで、女には夫の給料や出世、子供のしつけくらいしか悩みがない、という風に見えるな。"Mr. Incredible & Elastigirl"じゃなくて、"Incredibles" だしね。
音楽も、レトロ風味たっぷりで楽しかった。
三浦友和や、黒木瞳、宮迫などの本職じゃない声優キャストも、まったく違和感なかった。
シンドロームが、どうもくりぃむしちゅーの有田みたいに見えちゃったんだけど、似てるのは髪形だけか。
yhleeさん [映画館(吹替)] 7点(2007-08-23 07:31:29)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 248件
作品の平均点 7.60点
作品の点数分布
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110.40%
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331.21%
431.21%
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63112.50%
74718.95%
87229.03%
95722.98%
10187.26%
作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 47.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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