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《ネタバレ》 実は、ビヨンセをコピーしてるお笑いの人をテレビで見て、そういえばこれ、見てなかったかも、と思い出したのである。
シュープリームスがモデルだといっても、別にそっくりさんにする必要はないのだが、ダイアナ・ロスの三白眼のふてぶてしい美貌を思うと、ビヨンセかわいすぎるよね、という印象になってしまう。 キャラクターとしても、あまりにディーナがいい子ちゃんすぎて、おもしろくない。すべては男がやったことで、わたしは知らなかったの、というのはねぇ。 その「悪い男」を演じたジェイミー・フォックスだが、エディ・マーフィーを向こうに回して好演していたものの、手段を選ばずのしあがってやろうという、ぎらぎらした生臭さがあまり感じられなかったのが残念。なんか、実直ないい人に見えちゃうんだよね。 エフィ役のジェニファー・ハドソンのソウルフルな歌唱は迫力たっぷりだったが、これだけがんがんやられると、お腹いっぱいという感じ。去っていく男にすがるのに、あの声量で耳元で歌われたら、そりゃ逃げられるよ。って、これはミュージカルなので、そういうことを言ってはいけないが。 大スターで美しい女性たちが、すべて身近な男とくっついてしまうというのも、ショウビズの世界では、案外こんなものかもねー、と思うが、人間関係がすべて内向きで、見ていて息苦しい。 仕事と恋愛関係がぐちゃぐちゃになっているのって、つらいよね。 というわけで、ゴージャスで見所・聞き所もたっぷりな映画なのだが、いまいち乗り切れないまま終わってしまった。 【yhlee】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-05 17:03:15)
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